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三十路的煩悩

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台北→高雄→台南→台北

二度目だったか三度目だったかの旅行の時、ものすごい衝撃をうけた。
これこそが台湾!と思えるのだけれど。

初台湾を共にした友人と再び台湾へ行ったときのこと。
このときは、ホテル代をも節約ということで、先輩の家に泊まらせてもらった。
まずは「ミンチュンシールー」「ターロンチェ」と覚えさせられた。
迷子になったときも、タクシーの運ちゃんにこー言えば帰ってこれるからなのだ(笑)。

台湾到着の翌日、朝いちのフライトで高雄へ飛んだ。
高雄の木瓜牛奶を飲むために。
あと、蓮池潭を見るために。
アタシの目的っていつもさして大きくなかったりする。。

いかに安く台湾を巡るか、ということだったので、
この二つで満足とふんだアタシたちは、
高雄には泊まらず午後いちの列車で台南へ出発しようというところだった。
そこに「Excuse me」と突然声をかけられたのだ。
で、次の瞬間、男性の方が「女性二人で大丈夫なの?と言ってます」と日本語で!
そう、台湾人女性と日本人のカップルの方たちだったのだ。
なのでもちろん彼女の言うことをその方に通訳してもらったのだが、
その方いわく、アタシたち女性がしかも日本人二人で旅行しているのが
彼女からするととても信じられなく、とても心配で声をかけてくださったようなのだ。
高雄在住の方のようで、自分は高雄でバスも乗ったことがないという。
二人で平気なの?と。
もしよかったら、夜高雄を案内するわ。とまで。
いやー信じられない親切さ。
まず、日本じゃましてや東京じゃ考えられない出来事。。。
親切極まりないというか、なぜにそこまでできてしまうのかがホントに不思議だった。

でも残念ながら、この日の夜には台北行きの夜行チケットをもすでに購入していたので
断ざるをえなかったのです。。
お名刺を頂戴して、帰国したらメールしまーす!ということで別れて、
アタシたちは台南行きの列車に乗ったのです。

その列車の中でも不思議な出会いが。
アタシたちは横に並んで二人で聊天してたわけですよ。
そこに「こんにちは、日本人の方ですか?」とおじいちゃんが声をかけてきた。
その方は、だいぶ以前に川崎で暮らしてたという。
なので、日本語もペラペラ。
いやはや、こーゆーとこが台湾らしいなぁと、今ながらに思う。

そして、到着した台南では担仔麺棺材板を食しに。
担仔麺はお肉のそぼろが麺の上に載ってるシンプルな台湾式ラーメン。
今となっては台北にも支店ができいただくことができるんですけどね。
棺材板は見た目の如く名前がついたもので、
四枚切りの食パンをお皿のようにパンの耳以外のトコがうまくくりぬかれていて、
そこにシチューが入ってるものなのです。
これは今でも台北ではあまり見られないかな。
夜市とかでは場所によってあったようなきもするが。。

そこでもまたまた出会いが。
いかにも日本人女性という身なりの方が一人で地図を広げていたので、
今度はアタシたちか声をかけてみたんです。
その彼女は、一人で旅行にきたとのこと。
なので、せっかくなので一緒に食事でも~ってことにして
カンオケパン(アタシたちの通称)を一緒に食べたんです。
言葉を話せなくても三人もいれば怖くないっしょ!みたいな。。(笑)

まさに有縁千里來相會無縁對面不相識だなと感じた旅行であり、
台湾のローカルな温かさに触れ、とことんはまったアタシなのでした。

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有縁千里來相會無縁對面不相識
縁あれば千里離れていようと逢えるものだが、縁無ければ相見たとしても知り合わず。。
by huang37 | 2006-03-13 23:41 | 哈台族のワケ